株で稼ぐための代表的な手法5選

株で稼ぐための代表的な手法5選

株で稼ぐための代表的な手法5選について解説します。

それぞれの手法には特徴や向き不向きがあるため、順番に詳しく解説します。

①短期売買(デイトレード)

デイトレードは、1日の中で売買を完結させる手法です。朝に買った株をその日のうちに売る、あるいは午前と午後で複数回取引を行うなど、数時間単位での取引が基本となります。

メリットは、持ち越しリスクを避けられる点です。翌日に株価が急落してもポジションを持っていなければ影響は受けません。また、相場が活発に動く場面を狙うため、短期的に効率的な利益を得るチャンスも多いです。

一方で、株価を常に監視する必要があり、時間的な拘束が大きいことがデメリットです。特に会社員や日中に忙しい人には不向きです。また、売買回数が多いため、取引コスト(手数料や税金)も増えやすくなります。

筆者としては、専業で相場に向き合える人や短時間で集中して稼ぎたい人には向いていると感じます。ただし初心者がいきなり挑戦すると損失を抱えるリスクが高いため、十分な練習が必要です。

②中期売買(スイングトレード)

スイングトレードは、数日から数週間にわたって株を保有する手法です。短期的な値動きよりも、数週間のトレンドを捉えて利益を狙うスタイルです。

メリットは、チャートに張り付く必要がない点です。1日数回チャートをチェックする程度で十分対応できるため、会社員や兼業投資家にも適しています。さらに、相場の大きな波を捉えられれば、1回の取引で数%〜数十%の利益を得られる可能性があります。

デメリットは、短期的に含み損を抱える可能性がある点です。トレンドを捉えていても、途中で株価が逆行することはよくあります。その際に適切な損切りや資金管理を行えないと、大きな損失につながります。

筆者としては、スイングトレードは初心者でも取り組みやすく、デイトレードより現実的だと考えています。時間の制約がある人に特におすすめです。

③長期投資(インデックス投資)

長期投資の代表格は、インデックス投資です。これは日経平均株価やS&P500など、市場全体の動きを表す指数に連動する投資信託やETFを購入し、長期的に保有する方法です。

メリットは「分散投資が自動的にできる」点と「時間を味方につけられる」点です。特に過去数十年の統計を見ると、インデックスは長期的には右肩上がりの傾向があります。米国S&P500に30年間投資し続けた場合、年率平均7%程度のリターンが期待できるとされています。

デメリットは短期的なリターンが小さいことです。数ヶ月〜1年程度では大きな利益が見込めないため、短期で稼ぎたい人には不向きです。しかし、初心者や忙しい人にとっては最も合理的で失敗が少ない方法だと言えるでしょう。

筆者の意見としては、インデックス投資は「時間を使った資産形成」に最も向いている方法であり、長期的に安定して稼ぎたい人におすすめです。

④配当金・株主優待狙い

株には「配当金」や「株主優待」という仕組みがあります。配当金は企業の利益の一部を株主に分配するもので、株を保有しているだけで定期的に現金収入が得られます。株主優待は企業独自の特典で、商品券や自社商品が送られてくる制度です。

メリットは「不労所得を得られる」点です。株価の値上がりを待たずとも、安定的な収益が得られるため、長期投資に向いています。また、優待を生活費の一部に活用できる点も魅力です。

デメリットは「株価下落リスクがある」ことです。配当利回りが高くても、株価が大きく下がればトータルで損をする可能性があります。また、企業業績が悪化すれば配当金や優待が廃止されるリスクもあります。

筆者としては、生活を豊かにする意味でも株主優待狙いの投資は面白いと思います。ただし、これだけで稼ぐのは難しいので、他の手法と組み合わせるのがおすすめです。

⑤信用取引とレバレッジ投資

信用取引は、証券会社から資金や株を借りて取引を行う方法です。これにより、自分の資金以上の取引が可能となり、利益を大きく狙えます。また「空売り」という手法を使って株価が下がる局面でも利益を得ることができます。

メリットは、少額資金でも大きな収益を狙えることと、相場が下落してもチャンスに変えられることです。一方でデメリットはリスクが非常に高いことです。株価が予想と逆に動いた場合、損失が自己資金を超えることもあり、追証(追加証拠金)を求められる可能性もあります。

筆者の意見としては、信用取引は上級者向けの手法です。初心者が安易に手を出すと大きな失敗につながるため、現物取引で経験を積んだ後に少しずつ取り入れるのが良いでしょう。

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